ブックタイトル広報みと 2014年4月1日号 No.1331
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広報みと 2014年4月1日号 No.1331
私は、郷土を愛する心、そして、それを軸としたまちづくりに対する先人の思いや英知を敬いながら、水戸らしさとして次の世代に引き継ぎ、発展させてまいりたいと申し述べてまいりました。斉昭公は、弘道館で武芸を奨励する一方で、偕楽園という安らぎの場を設けました。緩急のバランスをとることで人が成長し、まちが発展するという一いっちょういっし張一弛の考え方を人づくり、まちづくりに取り入れたのであります。一生懸命働き、勉学に励むことはもちろん、時には休息することや楽しむことも必要であり、潤いや生きがいといった心の豊かさを求める現代にも通じる考え方であります。私は、教育に力を注ぐとともに、就労環境を整備するなど、市民が何事にも頑張ることのできる環境づくりに取り組むこととあわせ、芸術やスポーツ、そして、水戸の自然や歴史に親しみ、楽しむことのできるまち、すなわち、文化の成熟したまちを目指してまいりたいと考えております。芸術文化は、心にゆとりや生きがいを与えるとともに、次代を担う子どもたちの豊かな感性を育みます。先日、水戸芸術館の館長である小澤征爾氏を講師に迎え、小中学生吹奏楽クリニックが開催されました。「世界のオザワ」から直接指導を受けることのできた子どもたちにとって、夢のような経験であり、大きな財産になったことと思っており、私は、このような取組を一層推進し、市民の芸術文化への関心を高めてまいりたいと考えております。また、人々は本物にふれる醍だいご醐味と魅力を求めて、日常から離れ、魂が揺さぶられるような感動を味わえるまちを訪れます。世界に誇れる水戸芸術館の拠点性をさらに高めていくためにも、芸術文化の薫る新たなシンボル空間の形成という視点から、市民会館を泉町1丁目北地区へ立地するという判断をいたしました。市民が芸術文化活動に取り組む拠点として、また、新たな交流や活力、にぎわいが創出されるコンベンションの拠点としての整備を進め、教育、観光等の様々な分野と連携を図りながら、地域経済の活性化を目指してまいりたいと考えております。豊かな感性を育み、にぎわいのあるまちを創る1平成26年度市政運営の基本方針弘道館水戸室内管弦楽団メンバーによる小中学生吹奏楽クリニック(撮影:大窪道治)3 2014. 4. 1広報みと