ブックタイトル広報とりで 2014年3月15日号 No.1145

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広報とりで 2014年3月15日号 No.1145

△平成26年3月15日発行第1145号(8)わたくしたちは1.自然を愛し、水と緑をまもり、やさしい環境をつくります。2.のびやかな心とじょうぶな体をつくり、教養を高めます。3.力を合わせ、助け合い、思いやりをもち、人の和を広げます。4.家庭を大切にし、きまりをまもり、仕事や勉強にはげみます。5.いつも平和を願い、文化芸術と伝統を大切にし、夢と希望のあるまちをつくります。取手市民憲章取手駅を中心に戸とがしら頭から小おもんま文間・藤代に至る市内の広い範囲で、約120カ所の商店や企業などでひな飾りやつるし飾りを展示して部正一郎氏の『麦秋』など、23作品が展示されました。貴重な作品を展示できるだけのしっかりとした設備がある美術館は市内にはありませんが、これほどの作品が展示できたのは、作家さんたちと長く交流してきた本展覧会の企画者福田ななさんの熱意が、作家さんたちを動かした結果でした。絵画教室に通っているという50代女性(井野団地)は、会場で最も大きな作品『永遠』を見て「狭い空間を表現しているのに大きく迫力がある作品。細かい所にも生命の息づきが感じられ、作家の若さを感じました」と大変感心していました。いたい」と願って開催されたものです。二科会理事長を務める洋画家田中良氏の『北の大地』や、『水郷』で日本芸術院会員となった故服催し物などを行った「取手ひなまつり」が2月8日から3月3日に開催されました。今年は、ひな人形にユニークな飾り付けをした「あそびぃな」(遊びひなから転じた造語)が飾られた店舗も多く、より多くの観光客を集めていました。初日の「取手街道商あきんど人縁日」では、あいにくの雪の中、かつての宿場町のイメージを再現しようと商店会やアーティストたちが、かごに客を乗せたり、使わなくなったおもちゃを交換する、「かえっこバザール」などを開きました。期間中、ひなまつり縁日やひなパレードなどの催しが集中したのは23日でした。ひなパレードでは、公募で選ばれた「お内だい裏り様」「おひなさま」が乗る山だ車しを先頭に、幼稚園児183人が八坂神社から縁日会場のリボンとりで横の駐車場まで歩きました。千葉県内から来たという60代の女性は「園児たちがかわいかったです。他の地域のひなまつりも巡りますが、取手は駅から近く散策するのに便利ですね」と楽しそうに話し、参加店舗の店員は「パレードの日は特ににぎわいますが、平日もお客さんが見に来てくれるようになりました。街の活性化になるとうれしい」などと話していました。2月16日から3月2日にかけ取手駅西口のとりでアートギャラリー“きらり”で、美術界で活躍している地元作家の大作を数多くそろえた「取手ミュージアム15日間だけの美術館」が開催され、延べ1810人を集めました。1日平均120人という鑑賞客数は、毎年同館で開催し人気を集めている市展やとりびなどに匹敵する集客力でした。この展覧会は、オモンマテント(小文間)の企画で「市内には全国的なアーティストがいることを知ってもら迫力ある作品に足を止める鑑賞客貴重な展覧会に驚きの集客公募で選ばれたお内裏様、おひなさま。パレードの途中、たくさんの人々が迎え、かわいい姿をカメラに収めていました。あそびぃなも登場春を呼ぶ「取手ひなまつり」AKB48を模した「あそびぃな」に見入る観光客かごに客を乗せて大師通りを歩く様子(取手街道商人縁日)り、描かれたメッセージも静かに揺らめきました。この日のキャンドル点火に先立ち、市内で南相馬から避難している方々の集いの会で世話人を務める三浦さんは「取手に来てからの多くの支援に感謝しています。津波や避難先で亡くなった多くの犠牲者への思いなど、心に残る明かりとなります」などとあいさつしました。東日本大震災から3年、自分たちにできることは―キャンドルの“明かり”を通じた支援を続けているのが「ゆめまっぷの会」の「ゆめあかり3・11」で、3月8日に藤代庁舎前で3回目が開催されました。市内の小・中学生や当日訪れた方々などの、復興に対する思いや、犠牲者への鎮魂の思いが書き込まれた紙袋の中に、ろうそくの明かりをともしました。藤代庁舎前の広場がゆっくりと闇に包まれてくると、1万1千もの明かりがだんだんと浮かび上がゆめあかり3・111万1千の思い、揺らめくこの「ゆめあかり」を主催し、4年ほど前に結成された市内主婦グループゆめまっぷの会で、代表を務める雨宮さんは「今年もみんなが作ってくれた明かり。これだけの人が集まれるということがすごいことです」と、復興を願うこのイベントを振り返りました。会場を埋めた1万1千個のキャンドルの明かり映画『天心』市民会館で盛況上映の知識だけでしたが、詳しく知ることができました。芸大があるこの取手に住んでいる若い人にもぜひ見てもらいたい映画です」と話していました。松村監督によると、映画は全国で次々と上映が決まっているほか、世界十大映画祭の一つ、ハワイ国際映画の招待作品になったとのことです。と、天心を北茨城に案内した日本画家の飛田周山役で取手生まれの俳優城ノ内正明さん、午後の部からは日本画の指導に当たった四しのみや宮義俊さん(芸大卒)も加わり、トークイベントが催されました。松村監督からは「取手市には6年前から協力をいただいていました。撮影現場の食事は時間が分からないものなのですが、そんな中新取手の方々がカレーを炊き出してくださり、スタッフの間でも『あのカレーはうまかったー』と度々話題に上ったほどです」などと撮影エピソードが披露されました。鑑賞した女性(取手在住)は「天心については教科書明治時代の美術思想家岡倉天心(1863―1913)を描き、日本各地で上映されている復興支援映画の『天心』が3月1日、取手市民会館でも上映され、687人を動員しました。この映画は、天心がその弟子の横山大観・菱田春草などを指導し、また六角堂を築いた地である北茨城五いづら浦を中心に撮影され、取手市内でも老舗酒蔵でロケが行われたという、茨城県の復興を応援する映画です。映画には茨城県出身の俳優陣が出演したほか、数多くの県民や県内事業所が映画製作に協力しました。上映後には、母親が茨城県出身という松村克弥監督飛田周山役の城ノ内正明さん、松村克弥監督、日本画指導の四宮義俊さん(右から)