ブックタイトル広報さくらがわ 2014年3月1日号 No.203

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概要

広報さくらがわ 2014年3月1日号 No.203

文芸さくらがわさくらがわ2014.3.1俚謡【桜川市岩瀬「萩」俳句会】遠富士や常野を画す片時雨小林啓治祠までつづく林道山眠る荻原勅彦初暦赤で書き込む誕生日三代みちよ寒紅梅道行く人を見送りぬ入山ひろ子節分会鬼のかぶれる人の面細谷充女老いの身の時々気負ふ冬帽子若色寿美女近道にふと気付きたる蕗の薹金田とう女後手にしめる障子や隙間風永瀬ちい古の和歌口ずさみ若菜摘む齋藤みよ佇めば寒月光は胸を刺す渡部千恵子年豆を炒りつつ齢にこだはりぬ萩原きしの【茂山俳句会】老いてこそ願ふことあり初詣皆川一女寒の水噛んで胃の腑へ落しけり鈴木つぎまた少し老けて揃いし初句会植田祥雲絵馬はみな白馬を描き春立てり吉原秀子抽ひき斗だしに夫の失せもの十二月今井繁子俳句短歌十二支で午ごを午うまと読み落語ではユーモアに話し客も愉快に榎戸栄子亡き友の残せし湯のみ見るたびに年末語るひまをみつけて佐藤悦子旧年を無事に年越し豆をまく又来る年に夢をいだきて中原すみ子残りもの勿体無いと「すみつかれ」初午に食む先人の知恵篠崎貞之手造りの味噌仕込まんと裸木に雪つもる日も「頑張れ婆ちゃん」皆川米子【さくら俚謡会】筑波ふところ春告げ鳥に梅花揺すられ出る笑顔つく志輝美土蔵白壁桃花に染まり客を迎える雛の家一木みどり老お女いの手作り雛様祭り若きあの日を懐かしむ恩田きみ子帯解く女の影まで映し春の障子の半びらき稲葉建正服はパステル春風モード窓に飾った吊し雛田哲人老いどちの楽しむ声や寒日和松崎いま初凧や小高き宮の幸を受け宮本芳江笹鳴や一碗の茶の深みどり鈴木ノブ子品格の富士をたずさへ初筑波君島真理子湯たんぽや赤子のごとく運びけり笠倉陽子雪晴や小千谷縮の雪晒し海老沢静夫年の餅我が田我が臼我が搗きし海老沢幸子梅ケ枝の下の思惟仏指細し竹林てる掘り上げし葱のにほひの寒日和大関くに久に聞く故郷の訛初電話宮本立男豌豆に笹立ててやる寒日和吉原京子分校に登校一人寒日和金子弘毅水仙の初花に逢う古刹かな田崎信子差し馬のだくで流せる寒日和飯山昭【桜川歌壇の会】成人となりし孫より正月は一緒にむと新酒送らる黒田青磁15