ブックタイトル歴史館だより No.108
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歴史館だより No.108
足利安王丸像垂井町指定文化財小山永賢義政像栃木県立博物館(写真提供も含む)足利春王丸像岐阜県垂井町・金蓮寺第5章中世宗教の新展開鎌倉時代に興った新しい仏教を鎌倉新仏教と呼んでいますが,実際に仏教が人びとに広く浸透するのは南北朝の動乱以降です。念仏・禅・法華経の教えはもちろん,古代の仏教と思われがちな真言宗・天台宗なども,この時期から広く社会に浸透していきました。常陸・北下総の地域で,改めて教義を整え,新たな布教の手だてを用いながら展開していく仏教各派の動きを探ります。聖冏上人像那珂市・常福寺聖観音菩薩立像(請来)城里町・清音寺第6章中世水の道陸の道海・湖沼・河川に恵まれた常陸・北下総は,古代より水運によって人や物資が運ばれましたが,とりわけ南北朝のころより,その活動が活発になりました。霞ケ浦沿岸には水運・漁労を担う「海夫」,水運の発達のなかで富を蓄積した「富有人」の活動がみられました。また,北下総地域は関東と東北地方を結ぶ地域として,陸運・水運の機能が向上していきました。ここでは,合戦がうち続く動乱のなかでも,たくましく生きる人びとの姿をあきらかにします。常滑焼大甕古瀬戸黄釉狛犬重要文化財阿見町教育委員会千葉県香取市・香取神宮(写真提供も含む)(史料学芸部学芸課首席研究員飛田英世)3