ブックタイトル茨城県近代美術館 美術館だより No.97
- ページ
- 7/8
このページは 茨城県近代美術館 美術館だより No.97 の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 茨城県近代美術館 美術館だより No.97 の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
茨城県近代美術館 美術館だより No.97
MOMAIBARAKI事業レポート茨城県近代美術館ミュージアムコンサート平成25年12月1日に、茨城県近代美術館ミュージアムコンサート『ピアノと歌でおくるひそやかな祝祭』が、公益財団法人いばらき文化振興財団と茨城県近代美術館の共催にて開催されました。この事業は県内出身の有望な演奏家を公共施設に派遣する「公共スペースコンサート事業」の一環で、今回はピアすずきのりゆきおかむらあさみニストの鈴木範之さんとヴォーカルの岡村麻未さんを迎えました。鈴木さんは日立市出身で、茨城や東京を中心に精力的に演奏活動をされています。音楽教育にも力を注いでおり、現在は短期大学の助教として、熱心に後進の指導にあたられています。また、岡村さんは、劇団四季などのミュージカル、オペラをはじめ、クラシック演奏会など様々なジャンルのコンサートで活躍されています。コンサートは、鈴木さんのソロ演奏、ドビュッシー作曲「月の光」で始まりました。また、「アメイジング・グレイス」やディズニーの「パート・オブ・ユア・ワールド」などの誰でも1度は聞いたことのある名曲や、星野富弘さんの詩に感銘を受け、鈴木さんが曲を付けた「日々草」と「たんぽぽ」が岡村さんの美しい歌声で披露されました。最後は「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソング「花は咲く」をお越しいただいたお客様方と皆で合唱し、会場は感動につつまれました。ミュージアムコンサートは年に3回程度実施されています。機会がございましたら、是非お気軽にご参加ください。茨城県つくば美術館「ようこそ、白牙会展へ―茨城洋画界の幕開け」講演会企画展「ようこそ、白牙会展へ―茨城洋画界の幕開け」の会期中には、茨城大学教授の小泉晋弥氏を講師に迎えて講演会(11月3日)を開催、また3回のギャラリートークを実施しました。講演会では、日本の近代美術について前衛、大衆化、展覧会という3つのキーワードから読み解き、また、マネ、モネ、マティスなど西洋絵画、あるいは岸田劉生や萬鉄五郎、竹久夢二、佐伯祐三など日本の作家、そして白牙会の作家についても作品を例に挙げ、画風の変遷や影響関係などが具体的に指摘されました。広く同時代の美術の動向がうかがえる講演会となり、終了後に再び会場へ戻った来場者は、熱心に作品を鑑賞されていました。ギャラリートークは、本展企画の経緯や主旨など、会場内のパネルには十分に記載しきれなかった内容を盛り込みながらの解説となり、約90分に及んだ各回のトークでしたが、多くの方に最後までご参加いただきました。講演会ギャラリートーク7